report / レポート

矢車附子で草木染め

真っ白なTシャツを麦藁色に染める「 矢車附子 」を行いました。矢車附子とは 落葉性小高木の実で、松ぼっくりのようにリースの飾り付けにも使われます。 矢車附子 は「 夜叉附子」 とも書き、「夜」のように黒色に染める染料としては昔から使われてきました。ただし、黒く染まるのは鉄媒染の場合。今回はアルミ媒染のため麦藁色になります。

矢車附子。採ったときは黄緑色ですが、乾燥させるとこのような茶色になります。

染料を煮だしている間にTシャツに模様をつけていきます。

ビー玉と輪ゴムを使って模様付け

模様付けができたら、1度水に浸してよく絞っておきます。これを「地入れ」といいます。

煮た液を濾せば染液の完成です。これに、Tシャツをつけてよくしみこませていきます。

染液
よくよく揉みこみます。この染める作業が長くて、なかなか大変…(いったん絞って水で洗う➡媒染液に浸けて揉む ➡ 絞って水洗いする➡ もう一度染液に浸ける ➡ 絞って水洗いする )
やっとできた=!
模様付けに使った輪ゴムとビー玉を取り外していきます
いいかんじに模様が付けられたかな?
干します。お疲れ様でした!

乾いてみると、思ったより色が薄くなってしましました。Tシャツを染めるには、染料が足りなかったのか…まだまだトライアンドエラーが必要そうです。