report / レポート

梅仕事

能登では6月の第2前後で梅雨の時期がスタートします。「梅雨」の漢字に「梅」が含まれるように、梅の実が熟すころに梅雨シーズンが始まる、すなわち「梅仕事」が始まる季節です。「梅仕事」とは、梅の実を収穫して梅干しやシロップなど様々な形に加工し、1年中楽しめるようにする一連の作業のことです。今回は甘酸っぱくて、こどもでも楽しめる梅シロップづくりを行いました。

準備するものは梅、梅と同量の氷砂糖、爪楊枝か竹串、煮沸消毒した瓶です。

それにしてもものすごい量の梅…!
爪楊枝で ホシ(軸) を取り除きます
梅、氷砂糖、梅、氷砂糖…の順に詰め、最後は氷砂糖で覆います。
これを冷暗所で保存 し、 1日2回くらい瓶を上下に揺すって混ぜます。

10日程で梅がしわしわになったら実を取り出し、 シロップのみ弱火にかけ、 アクは丁寧にすくいとり、ながらじっくり煮詰めます。アク が出なくなったら火を止め、 一晩冷まします。 次の日、ガーゼで濾して保存瓶に入れて完成です。 梅シロップづくりは、材料がシンプルで、瓶の中の梅の変化が楽しめるところがおすすめです。

梅シロップの楽しみ方は、ソーダで割ってドリンクにしたり、真夏にはかき氷にかけたり。甘さが気になるときは、リンゴ酢や黒酢で割ったり、ミントやレモンバームなどのハーブと合わせるとさっぱりいただけますよ。